コロナ禍の業務について|大阪市淀川区の白石司法書士事務所
第5波が収束しつつあるものの、早くも第6波に備えなくてはならないなどという話も出てきたり…なかなか終わりの見えないコロナ禍の生活ですが皆様はいかがお過ごしでしょうか。今回はコロナ禍における我々司法書士の業務の話です。
司法書士にご依頼を頂く場合、窓口となるのはご依頼者様本人には限りません。
ご親族であったり、不動産の仲介業者様、銀行の担当者様など様々な方が窓口となり得ます。
ただし、どなたが窓口になるとしても『法律行為を行うご本人様の意思がどこにあるのか』ということは、依頼の根幹をなす重大要素であり、司法書士としてはいの一番に確認しなくてはならないポイントです。
確認方法としては、実際にお会いして確認をするというのが一番ポピュラーであり確実な方法です。
しかし、昨今のコロナ禍ではこの実際にお会いするというのが一番難しくなっていきています。
この場合は代替手段を用いて確認をさせて頂くことになります。
当事務所で最も多いのはお電話による確認です。テレビ電話の場合もあれば音声通話のみの場合もあります。
例えば現役世代の方で、日中は仕事が忙しいから家族に手続きを任せている…というような場合は電話確認で事足りるケースが大半です。
しかしながら、電話確認だけでは意思確認が難しい方もおられます。
例えば老人ホーム等の施設に入所している高齢者などです。
この場合、実際に施設へ出向いて確認させて頂くことが多いのですが、ここでもまたコロナが邪魔をしてきます。
老人ホーム等はクラスター発生を防ぐため、面会を制限しているケースが多いです。
この1年半の間に当事務所で経験してきた中では、別室でテレビ電話を介して話すことが出来るだけであったり、完全にアクリル板で遮断された隣り合わせの部屋で話せるだけといったものがありました。
そんな中最近ではワクチンを2回接種していれば面会が許されるというパターンがありました。
未接種の場合、日常生活に制限がかかるというのが今後の世の中だと思いますが、司法書士業務においてもワクチンの影響が出始めてきたなぁと痛感しました。
幸い当事務所は職員全員がワクチンを2回接種済みです。(司法書士も職域接種があれば良かったのですが、個人事務所が多い業界なのでそうもいかず、集団接種のHPとにらめっこする毎日でした。)
ワクチン接種済み=感染しないということではありませんが、もちろんワクチン以外の感染対策も万全に行っておりますので、安心してご相談ください。
2021年09月22日 14:02