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白石司司法書士事務所

2019年2月の記事:ブログ・お知らせ

成年後見手続き(3)~必要書類について~

 白石司法書士事務所は現在スタッフ3名(司法書士2名・補助者1名)で業務を行っていますが、少人数なので1人でも欠けると少々大変なことになります。

 幸いにも世間で流行しているインフルエンザにはかかっていないのですが、普通の風邪にはかかっております。

 ご丁寧にも1人ずつ順番にかかっているのでなんとかなってはいるのですが、これが一度に全員だったらと思うと恐ろしいなぁと思う今日この頃です。

 

 さて、今回は成年後見手続きのご案内第3弾ということで、手続きに必要な書類をご案内致します。

 必要事項を記入して提出する書面は大抵が家庭裁判所のHPよりダウンロード出来るようになっていますので、それらを印刷して記入すれば問題ありません。

 問題はその記入に際して必要となる資料が膨大である点です。ここではこの資料についてご案内していきたいと思います。

 なお、各家庭裁判所について多少の差がありますので、今回は大阪家庭裁判所の取扱いをベースにご案内します。

 

(1)ご本人様に関する資料

   ・戸籍謄本

   ・住民票

   ・登記されていないことの証明書

   ・診断書

   ・鑑定についてのお尋ね

   ・財産関係の資料

 

 順番に解説していきます。

 まずは「戸籍謄本」と「住民票」です。

 これは解説の必要はありませんね。なお、いずれも発行後3ヶ月以内のものをご用意頂く必要があります。

 

 次に「登記されていないことの証明書」です。

 これはご本人様について既に後見等の登記がされていない事を証明する書面です。

 要は重複して後見の申立がされていないかどうかを確認するための書面ですね。この証明書は法務局で取得出来るのですが、大阪では天満橋の本局でしか取得することが出来ません。郵送請求も可能ですが、受付は全国で東京法務局のみとなっていますので注意が必要です。

 

 次は「診断書」と「鑑定についてのお尋ね」です。

 「○○科の先生でないとダメ」という決まりはありませんので、診断書はご本人様のかかりつけの医師に書いてもらうのが一般的です。

 注意点としては、「診断書」は家庭裁判所の様式(ダウンロード出来ます。)がありますので、それを利用しないといけないという点です。(各病院の診断書でも記載内容に問題がなければ大丈夫だとは思いますが、ダウンロードして印刷したものを医師に渡す方が無難です。)

 また、「診断書」を書いてもらう際に、「鑑定についてのお尋ね」という書面も一緒に書いてもらいます。(一緒にダウンロード出来ます。)

 医師の診断書を見た裁判所が、さらに本人の状態を確認する必要があると判断した場合、裁判所は医師に「鑑定」の依頼をする事があります。

 鑑定とは簡単に言うと「診断書だけでは後見に相当するかどうか分からないので、再度医師の診断が必要です」という事です。

 この鑑定にあたり、「診断書を書いた医師にもう一度診断を頼んでいいですか?」というのが「鑑定についてのお尋ね」という書面の内容です。

 医師からすると自分の診断にケチをつけられているような気分になりそうですが、私の経験上は大半の医師が「鑑定を依頼されたら引き受ける」に印をつけて下さいます。

 ちなみに、「引き受けない」と記載した場合は、裁判所が病院を選定します。

 

 最後は「財産関係の資料」です。

 最後ですが、これが一番大物です。成年後見人が選任されると、被後見人の財産を管理していくこととなり、それを家庭裁判所が監督するという形になります。

 そのため、監督者である裁判所にはどのような財産があるかを包み隠さず伝えねばなりません。
 具体的には下記のような書面が該当します。

 

 ①不動産に関する書面

   不動産の全部事項証明書(登記簿謄本)

 ②金融資産に関する書面

   通帳・証書・株式、投資信託の取引明細など

 ③生命保険等に関する書面

   保険証券等契約内容のわかるもの

 ④負債に関する書面

   住宅ローンの返済予定表・その他借入金等がわかるもの

 ⑤収入に関する書面

   年金額改定(振込)通知書・確定申告書・給与明細書など

 ⑥支出に関する資料

   医療費、施設費の領収書・介護保険料、健康保険料の通知書・住民税、固定資産

   税の通知書など

 ⑦健康状態に関する資料

   療育手帳、精神障害者手帳、身体障害者手帳・介護保険認定書など

 

 月々の収支が分かるようにしないといけないので、平均を算出するために領収書などは3ヶ月分くらいあることが望ましいです。

 また、通帳などは全てのページをコピーして提出する必要があります。

 申立てを考える段階で領収書等がなければ、まずはそれを揃えるために時間を要するという事になります。

 施設に入所されている方であれば、全て一括で通帳から引き落としというパターンが多いため集める書類は比較的少なくて済むのですが、ご自宅で介護をされている方の場合は細かなレシートなども保管しておかれることをお勧めします。

 

 以上がご本人様に関する書類となります。

 あとは申立人様と後見人候補者様に関する書類ですが、こちらは非常にシンプルです。

 

(2)申立人様に関する書類

   ・戸籍謄本(但し、ご本人様の戸籍と同じであれば不要)

 

(3)後見人候補者様に関する書類

   ・住民票

   ・陳述書(ダウンロードしたものに記入します。)

 

 これだけです。

 あくまでも主役はご本人様ですので、健康な方に関する資料はそれほど求められないこととなります。が、しかし、一つだけ注意を要するのが最後にご案内となる以下の書面です。

 

(4)ご親族に関する書類

   ・同意書

 

 申立ての際には簡単な家系図を書いて提出するのですが、この家系図に出てくる人には、申立人が後見申立てをすることについて同意をもらう必要があります。

 後見申立てというのは配偶者や4親等内の親族から申立て可能ですが、被後見人の財産管理をするという性質上、ご親族間で申立てをするという情報を共有しておいてくださいね、という裁判所の要請です。

 要は「裁判所としては、選任後に文句を言われても困るので、最初に親族間で意見をまとめておいてください」という事ですね。

 ただし、家系図に出てくる方であっても絶縁状態になっている方など、同意をもらいにくい方がいる場合は、裁判所と相談して臨機応変に対応していく事となります。

 

 たくさん書きましたが、これらの書面を集めることは終わりではなく始まりです。

 この書面を元に収入・支出を計算し、表にまとめて裁判所に提出するというのが後見申立て手続きのスタートとなります。

 記入書類自体は家庭裁判所HPからダウンロード出来ますが、資料をまとめて記入していくというのは、なかなか難しいものです。

 白石司法書士事務所では、これまでいくつもの後見申立案件を受託してまいりました。

 「ご自身で申立書類を作成しようと思ったもののどう書けばいいか分からない」「書類が多すぎて面倒なので、任せたい」とお考えの方は、是非一度ご相談下さい!

2019年02月19日 14:31

成年後見手続き(2)~手続きの流れ~

 白石司法書士事務所は現在は相続・遺言・成年後見などが柱になってきていますが、元々は不動産売買に関与することが多く、毎月末はバタバタしながら業務を進めています。逆に、月初などは比較的手が空くことが多いのですが、今月は何故かここまでバタバタが続いてしまいました。

 そんな訳で前回の更新よりかなり日数が空いてしまいましたが、今回も色々書いていきたいと思います。

 

 前回は成年後見手続きがどういう場合に必要かということを軽く書かせて頂きました。今回は具体的にどういう流れで手続が進むかということをご案内します。

 一般的には以下のとおりに進めていく事が多いです。

 

1.必要書類の取り寄せ

 手続きで一番時間がかかる可能性がある部分です。

 詳細は次回のネタにさせて頂きますが、戸籍・住民票などの役所で取得する書類以外にも、医師の診断書や被後見人の収支がわかる書類(通帳やレシートなど)が必要です。
 収支は一般的に3ヶ月分の平均と言われていますので、3ヶ月分のレシートなどをご用意頂けるほうが望ましいです。(最低でも1ヶ月分は必要です。)

 

2.申立て書類の作成

 必要書類を元に申立て書類を作成していきます。

 財産の目録や、収支報告書などの作成が必要となりますので、白石司法書士事務所では、ご依頼者様にご来所頂き、面前で一つ一つの数字を確認しながら一緒に作成していくというやり方で行っています。

 予め全ての資料をご提供頂き、当事務所が全ての書類を作成した後に、ご依頼者様が署名捺印という方法でも出来ないことはないのですが、通帳等を事前にお預かりする必要が生じたり、また、書類作成にあたり、大量のコピーを要する場合もありますので、原則としてご来所をお願いしております。

 平均して2時間程度で作成が完了します。

 

3.家庭裁判所へ面接の予約

 申立て書類を家庭裁判所へ提出後に、家庭裁判所にて面接をする必要があります。

 必ずご依頼者様にご出席頂きます。(ご希望の場合は司法書士も同席します。)

 予約状況次第では1ヶ月先になったりすることもありますので、申立て書類の目処が立った段階で予め予約を済ませます。


申立て書類の提出

 家庭裁判所へ申立て書類を提出します。

 

5.家庭裁判所にて面接

 成年後見申立ての内容確認のため、家庭裁判所で面接を行います。

 予約状況次第では日時の指定も可能ですが、平日のみとなります。

 平均して2時間程度かかります。

 

6.家庭裁判所にて審判

 面接後は書類審査などが行われ、スムーズであれば大体1~3ヶ月で選任手続が完了します。

 審判が出ると結果が郵送で通知され、通知受領後2週間で選任結果が確定し、成年後見人に就任となります。

 

7.財産目録等の提出

 就任後は、家庭裁判所に改めて財産目録や収支予定表などを提出する必要があります。提出する書類の詳細については、裁判所より案内があります。

 

 

 ここまでが成年後見人に就任するまでの流れです。

 書類の収集・作成・面談と、何かと時間のかかる手続きばかりとなります。

 これだけ見ると非常に面倒な手続きというように見えますが、白石司法書士事務所では書類の収集~目録作成という一連の流れ全てにおいてサポートが可能です。

 

 無料相談も随時受け付けておりますので、まずはどんな内容か聞いてみたいと思われた方は、一度白石司法書士事務所にご相談下さい!

2019年02月13日 14:55

成年後見手続き(1)~成年後見とは~

 今年も早いものでもう2月になり、当事務所HPも公開から2ヶ月が経過しました。

 先日ご来所頂いたお客様との会話の中で「うちもHPあるので、良かったら見てくださいね」と申し上げたところ、「え、あるんですか?検索しても出てきませんでしたけど…」というものがありました。

 なるほど、確かに検索しても上位には表示されない…さすがに事務所名で検索して、最上位がNavi○imeというのもいかがなものかと思いますので、HP制作会社さんに問い合わせて見ました。

 すると、公開後2ヶ月でこの表示順は悪くないという評価を頂きました。

 当初の検索ワードとして想定していたのは「白石司法書士事務所」「大阪市淀川区」「司法書士」「相続」「遺言」「成年後見」「不動産名義変更」などですが、色々組み合わせても悪くない結果だそうです。

 一応はブログも効果があるようですので、そういった意味でも定期的に更新していきたいと思います。

 

 さて、それでは本題です。今日は成年後見手続きのお話です。

 最近はこの成年後見という名称もかなりメジャーになったようで、お客様にお伝えした時も「あぁ、知ってますよ」という反応が多くなってきました。

 ざっくり説明すると「ご自身で判断が出来なくなってしまった人をサポートする制度」ということになります。

 サポートする制度としては補助・保佐・後見の3段階がありますが、後見はその中でも一番判断能力が衰えた方に適用される制度です。

 

 では、成年後見とは一体どういうタイミングで活用していけば良い制度でしょうか。

 例えば親御さんが認知症となってしまった場合、通常の介護をするのであれば、成年後見という制度を利用せずとも問題ありません。

 しかし、「自宅に戻れる見込みがないので売却して処分してしまいたい場合」や「父が亡くなり相続手続きをする必要が生じたが、母が認知症である場合」などのように、法律行為を行う時には必ずご本人の意思表示が問題となります。

 

 未成年者であれば、ご両親が親権者として代理で意思表示をして法律行為を行うことができます。しかし、成年者の場合は、いくら家族であっても法律行為の代理をすることは出来ません。

 そのため、この成年後見制度を利用して、未成年者の親の様なポジションを法律上認めてもらうという手続きが必要となります。

 なお、この成年後見制度を管轄しているのは家庭裁判所となりますので、具体的には家庭裁判所に色んな書類を提出して手続きを進めていくことになります。

 

 前置きが長くなってしまったので、今日はこのあたりで。

 次回は成年後見制度の手続き面についてご案内したいと思います。

 

 白石司法書士事務所では毎年何件も成年後見人選任の手続きをお手伝いしています。

 成年後見問題でお困りの事がございましたら、いつでもお気軽にご相談下さい!

2019年02月01日 16:11

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